衛生面で問題がある真性包茎とは
悩んでいる人が多い包茎の中でも、特に衛生面での問題が深刻なのが真性包茎です。包皮が亀頭をすっぽりと包み込んでおり、亀頭が露出できない状態になっている場合が包茎となります。一般的に乳幼児期は誰もが生理的に包茎であり、陰茎が成長するにしたがって包皮が後退していきます。第二次性徴が終わり、思春期から青年期の過渡期頃になると包茎ではなくなるという訳です。
包皮が亀頭を包み込んでいる症状のうち、包皮の先端の部分が亀頭よりも小さく、狭いために亀頭をまったく露出することができない状態が真性包茎と呼ばれます。先端の開くはずの部分がとても狭い場合には、排尿障害を起こしてしまうこともある怖い症状です。
排尿障害が続くと、尿道や膀胱の炎症や腎障害にもつながるため排尿がスムーズにできない場合には早めに医師に相談することが必要となります。尿が包の内側にたまって、陰茎が炎症を起こしてしまうこともあります。
真性包茎の衛生問題は深刻
真性包茎の場合には、放置すると亀頭と包皮の間に尿が停滞してしまい白い垢がたまります。垢は尿や汗、古い皮膚や皮脂などからできる物で、雑菌が繁殖しやすく大変不衛生で、感染症やにおいのもとになります。
女性との接触でも、においが気になるだけでなく、不潔な印象を与えてしまったり、垢がパートナーの体内に残り雑菌が繁殖して感染症を起こしてしまうリスクも考えられるほどです。また垢がたまって不衛生なだけでなく、垢が刺激になり陰茎に湿疹が出たり、亀頭や陰茎、包皮が炎症を起こし、炎症が続くことによって包皮と亀頭が癒着してしまうこともあります。
真性包茎で衛生を保てないことによって結石ができてしまったりするなど、色々な病気の引き金となる可能性があるため早めに治療を決断することをおすすめします。専門医の診察を受けることで、包茎の状態や治療法などが分かるのでカウンセリングを受けてみることから始めると良いでしょう。
まとめ
真性包茎は、男性にとって自分への自信を持てなくなるというように、心理的な問題が大きいというイメージがありますが、実際には衛生面での問題も多く早めに治療をすることが必要な症状です。雑菌が繁殖しやすいため、においや炎症を引き起こす可能性があるだけでなく湿疹や癒着、結石をはじめ尿道や膀胱、腎臓にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。真性包茎の場合には、自然になおることは少ないため、早めに専門医を受診して相談することをおすすめします。