真性包茎とは|症状・デメリットが大きいため治療が必要

真性包茎という状態をご存知でしょうか。男性にとってはとても悩ましい問題であるこの真性包茎ですが、性交時は排尿時のトラブルの原因となるだけでなく、真性包茎であることが原因で健康にも被害が及ぶ可能性があります。様々なデメリットを持つ真性包茎ですが、泌尿器科やメンズクリニックで手術治療が行えるため、受診を検討してもいいのではないでしょうか。この記事では、そんな真性包茎によって引き起こす可能性がある症状や、真性包茎をそのまま放っておくことのデメリットを紹介しますので、もし真性包茎の方であれば手術を受けるかどうか決定する一助にしてください。

そもそも真性包茎とはどんな状態なのか

真性包茎とは、男性の陰茎を包む包皮の口が先天的に狭く、勃起時だけでなく平常時も亀頭を露出することの出来ない状態を指します。そもそも包皮と陰茎は出生後すぐは生理的に癒着しているものであり、陰茎の成長と共にこの癒着が取れることで亀頭を露出出来るようになります。その癒着の介助がうまくいかなかったケースが真性包茎なのです。
幼少期は全く気にかかりませんが、成長するにつれ感じるようになる多くの真性包茎に関する悩みが、思春期の男性を苛むといいます。最初に直面するのが、見た目の問題です。身の回りの友達は亀頭を露出できるのに、と修学旅行などのイベントで周囲と比較することによって恥ずかしく感じてしまうこともあります。真性包茎の治療をしたい、と泌尿器科やメンズクリニックを訪れる患者さんには、こういったイベントを控えた思春期の方も少なくはありません。
真性包茎の手術は包皮がきちんとめくれて亀頭を露出出来るようになる、ということを目的に行います。その際に、性交の際に使用する性感部位である裏筋を残すなど、いくつか手技上のポイントがありますので、専門の医療機関の診察と施術を受けるのが後遺症なく真性包茎の治療が出来る確実な方法と言えそうです。

真性包茎のデメリットは衛生面にあり

真性包茎のデメリットのひとつに、衛生面の問題があります。本来、亀頭を露出出来るようになった男性は亀頭を基本的に乾燥させ清潔に保つことが出来ますが、真性包茎の方は亀頭を露出できないので亀頭を乾燥させることが出来ません。陰茎は股間にあって通気性が悪く、汗もかきやすい部位であり雑菌が繁殖しやすいため、清潔な状態を保つことは非常に重要なのですが、真性包茎の方では難しいと言わざるを得ません。
また、陰茎も皮膚によって覆われているため、垢が生じます。陰茎などの部位に出来る垢を恥垢と言いますが、この恥垢が陰茎包皮の中に溜まることも真性包茎のデメリットとして気を付けなくてはならないポイントです。この恥垢は雑菌にとって最高のエサであり、恥垢を上手く洗えないまま過ごしているとさらに雑菌の繁殖を招いてしまいます。
雑菌が繁殖した場合、まず臭いなどの症状を感じることになります。皮脂と雑菌の臭いは独特で、なかなか嗅いだことは無いと思いますが、嗅いでいたい臭いではありません。また、繁殖した雑菌は炎症の原因になり、陰茎の皮膚症状を引き起こすだけではなく性病や尿道炎などの原因にもなりかねません。真性包茎が原因で陰部の掻痒感に苛まれる危険性がある、ということなのです。

性交時に真性包茎がもたらすデメリット

真性包茎は男性にとって上手く性交できない原因となることがあり、男性の自信を奪ってしまう症状だと言えるでしょう。陰茎は興奮することによって血液が充填し勃起しますが、この時陰茎の体積は非常に増大します。しかし、真性包茎の男性は包皮から陰茎亀頭を露出出来ないので包皮の中で陰茎がパンパンに膨らむ状態となるのです。その結果、包皮が引っ張られて痛みを感じることとなり、この痛みのために性交どころではなくなる、という男性も少なくはありません。
また、敏感な亀頭が包皮によって覆われているので性感を感じづらく、達しづらいというのも真性包茎の方が性交時に感じるデメリットだと言います。女性と達するまでの時間を共有できないなどの悩みは特に最愛のパートナーを持った方で顕著であり、恋人が出来たことを機に施術を受けようとする男性も少なくありません。
加えて、女性の中には真性包茎に対して不感症という先入観があったり不潔、などといった良くない印象を持っている方も少なからずおり、真性包茎であることを明かせない男性も少なからずいる、と言います。自分もパートナーも悩んでしまうようなデメリットを気にするのではなく、早いうちに手術を受けたほうが良さそうです。

まとめ

真性包茎の男性は日常生活や性交などの場面で、様々なデメリットに直面しながら生活していることになります。しかし、それほど大掛かりではない手術で陰茎を清潔に保ち、性感を損なわないで済むというメリットが存在しますので、もし真性包茎に悩んでいるのであれば手術を受けるべきでしょう。少なくとも、感染のリスクを抱えながら好きなパートナーと自信を持って性交を行えない、という状態よりもずっと素敵な時間を過ごせることは間違いありません。泌尿器科やメンズクリニックなど、相談に乗ってくれる医療機関はいくつかありますので、一度相談してはいかがでしょうか。

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